紅雛

大切なものを守っていく。

目線

きりんの形をした雲を見つけた。
見つけた瞬間

きりんだ!ってなんかうれしくなった。



夜に星を見つけるために空を見上げることはあったけど、昼間に天気を確認する以外で空を見上げることはあまりなかったから久しぶりにそんなことを思ったなあなんて。


そう思うこと、感じることを久しぶりにしたのは他でもない俺自身。




こういう風に感じること、久しぶりだなんて思いたくないな。

いつの間にか気付けるものが視界に入らなくなって、
当たり前に季節を通りすぎたり
実は何かに例えられるはずの雲の形も風といっしょに空に流してしまっていたりするんだろうな。

あふれているはずの春も。



小さい幸せをたくさん感じて生きるみたいに、周りの世界もたくさん感じて生きてみたい。



走ってる途中、道の端にたんぽぽのわたげを何個か見つけた。

明日写真を撮りにここに来よう
たくさんある春の1ピース。