紅雛

大切なものを守っていく。

紅雛 12

すぐに
ブレてしまったり

ふいに
思い返したり

また
繰り返したり



広角でとらえたいはずの世界を
思い込みなんてフィルタで狭めてしまって




そんな世界じゃ
楽しいことも嬉しいことも幸せなことも
たくさん見つかるはずなんてないのに




それでも
尽きないけどかんがえていく
(かたいよねって)
もう少し
(ラフにいたらどう?って)
しがみついてけばいいのかな


それが自分だとか
個性だとか言ってしまえばそれまでで

それを
頑固だとか柔軟性が足りないと表現してもそれまで



(自分をもっていない自分にはなりたくないんだろって)





たくさん考えて
たくさん迷って
そうして突き通せばいいと



狭まった世界だと
自分しか見えなくて
「みんなもいろいろ抱えてるんだよ」なんて言われても
うるせえよ

なんて風にしか思えない

「みんなもいろいろ抱えてるんだよ」なんて言葉は
人に言われるんじゃなく
自分で思っていたい
気づけるようにいたい





少し強くなって
俺にとって優しさの無い言葉にも
切り返せるようになりたいなあ





尽きないこのサイクル

でも

一番真っ直ぐな近道を歩いてる