紅雛

大切なものを守っていく。

サクラリウム

今日を逃すと、シーズンが終わってしまう。
次の休みには、きっと間に合わない


だから、どうしても今日
見ておきたかった。


予報は雨。
前々から分かっていたこと。
でも、"くもり"予報の午前中なら。

もしかしたら晴れる瞬間があるかもしれない


そう思って
出かけようと思ったら雨が降り始めて。
(午前中はくもりのはず、なのに)
行くの、やめようかと思った。

くもりじゃなかったの
今日すげえ楽しみにしてんのに。
予報だって変われ変われ変われって
何度も願ってきたよ


15分くらい経っても止む気配なんてなくて
外は寒くなっていくけど。
行こう、そうきめた


(そして前記事につづきます)



着いた。
もう雨とかどうでもよかった。
圧倒されるほどに桜が咲いてて。

でもやっぱり晴れてほしくて。
どこかで信じてた。
本降りの雨じゃなくてやわらかい雨だった。
いつまで降るのかなって空を見たら、
ぽっかり晴れてるところがあった

あっちは風上
こっちは風下。


この雨雲を、風が吹き飛ばしてくれたら。
だいじょうぶ、じきに空は青くなる。

そうは言っても、雨降りの桜も悪くないよね、なんて
早朝の、人が少ない世界で

もう、空が桜だった。




 


ほんと圧倒されて言葉が出なくなる。
綺麗だった。
来てよかった、見られてよかった。

桜のプラネタリウムの中にいるようだった。


 

空も晴れたよ。
本当に晴れてくれた。



そして傘をたたもうと思ったら。
花びらがのっててかわいかった(^^)