紅雛

大切なものを守っていく。

1年かけて

去年、他部署の仕事を手伝ったことがあった。


入社する前からの夢というか
ずっとずっとやりたかった仕事

部が違うから本来ならできないはずの仕事を
手伝ってくれないか、と声をかけてもらった


提示された日程では手伝えなかった

どうしてもその仕事に携わりたかった俺は、
頼んで日程を調整してもらった

そして、手伝うことを通して
入社前からの夢が叶った



去年、手伝ったお礼にと誘ってもらった飲み会の席で
別に君じゃなくても良かった的なことを言われた

俺は、参加させてもらえただけで有り難かったしいい経験をさせてもらったから
申し訳ないなと思ったけど、そこまでショックを受けたりもなかった
夢が叶ったから。

だけど、他の人からすごく誉めてもらって
少しでも助けになれたらなと思っていた




昨日。

去年、手伝うのは俺じゃなくても良かったと言っていた人から
「今年も君に頼みたい」
と、言ってもらえた

去年からの1年間で
そう思ってもらえるような何かができていたなら良かった

その人から言われたことが嬉しかった。


今年も携わることができる。



夢だった仕事は
大変で責任も重い仕事だと知った
それを踏まえて、もっと良い仕事ができるように

こいつに頼んで良かったと思ってもらいたい。
それと、その仕事を通して相手に響く仕事ができるように。




会社にいて雇われている身で
やりたかったことをやれるチャンスを持てることは
本当に貴重なことだ
ありがたいなあ。



正式なオファーではないものの、
だいぶ嬉しかったおはなし