紅雛

大切なものを守っていく。

ノータイトル

こんなとこでなにしてんだ
何度も思ったことをまた思って


すこし線の外に足を出してみたのかと思ったら
引いて見るとそこは相変わらず線の中で
どう動こうとも
さっぱり状況は変わっていない

こう動けばこうなるし
ああ動けばきっとああなる
けど本当はぶっとばして飛びぬけてもっと―

そんなことを考えながらも外側に行かないのは
きっと行こうとしてないから

とかとかそんな気持ちにくるまれて

今日はあたたかいスープを飲みたい、と
家に帰ってきた


ゆっくり髪を洗って
すこしぼーっとして




あれから何カ月もたったなとか
まだ同じ場所にいるけど



大切にしようと決めたこと
親孝行をしたいという
その気持ちが、少し伝わったような
そんなメールをもらって

これでいい
大事にしたいもの
思ったことをやってるいま、これでいい



違う価値観と比べてもしょうがないかな。