紅雛

大切なものを守っていく。

来月

前になんとかしたつもりだったけどなあ。


やっぱり怖くて仕方がないのは
話せないことがあるからだと思う。


包み隠さずに話すことができたなら。
微妙な距離感を感じさせてしまうこともない
うまく笑えずに微妙な空気を作ることもない
話しづらいやつだと思わせてしまうだろうこともない


そんなことがあるのは俺だけじゃなくて
きっと誰もが話せないことなんて1つはあるし
俺が拘りすぎてるだけなんだけど
いい加減良いように自分の中で消化したいけど

難しいらしい。



来月、大学の頃の仲間に会いにいく。
おめでとうを伝えにいく。
今回は掛け持ちしていた、もうひとつの俺の大切な仲間のところへ。



入学したときから探していたけれど、
俺の大学にはサークルがなくて、
他の大学のサークルをたくさん調べて
ようやく見つけられたのに

"学外の募集はしません"

と、書かれていたのに
お願いして入れてもらった。

募集はしないとの方針にも関わらず、あたたかく迎えてくれたサークルの皆の優しさを、俺は今でも覚えてる。
大学の委員会がメインだったから、学外のサークルには行けない時も多かったのに、たまに顔を出すと皆「タツルだー(^^)」ってほんと優しく迎えてくれた。
お願いして入れてもらったのにしっかり参加出来なくて本当に本当に申し訳ないなって思っていたけど、毎回そんな気持ちを吹き飛ばしてくれた。

皆のあたたかさと優しさが、このサークルに根付いていて、だから引退するまで仲間でいさせてもらえた。


今でも感謝の気持ちでいっぱいで、だから
おめでとうを伝えることも、
あの頃の仲間に会うことも。

怖さとか
また勝手に自分が傷ついてくんだよなあとか
そんなネガティブな考えより勝る。



正直やっぱり怖いし
冒頭に書いたみたいな気持ちもたくさんあるし
そんな気持ちばっかりなのかもしれない

だけど、同じくらい
会いに行きたい気持ちも、
皆とこれからも仲間でいたい気持ちもあるから。


大切に握っていたいから。
離したくない。