紅雛

大切なものを守っていく。

ゆっくり

今日はガソリンがなくなってしまったみたいで
お昼まで動くことをしないでいました

掃除、しようと思ってたけど。
シーツも洗って。床。雑巾がけしたかったんだけど。

10日以上続いた微熱はようやく下がって、
それでもはっきりしない天気と同調するかのように、
予定してたことをあきらめてから俺もやることを決めていなくて。
部屋は、時計の針の音しかしない空間で、
ベッドの上に座って壁にもたれかかったり
あたたかいスープをいれてそこで飲んだり。

今日は少し寒いから、ニットカーディガンを羽織って。
ニットのぽかぽかする感じ、好きだなあ
電気をつけない間接照明だけのあかりで、気ままに時間を過ごした。

ユルいけど、こういう時間がすごく大切で
なにも考えてないけど、思いつきで行動ができる自由
〇〇しよーかな、なんて巡らせて
やっぱり〇〇もいいかも。なんてきりかえて。

何度かくり返して、おにぎりをつくることに
(お腹減ったし^^)
ちなみに何かと迷っておにぎりにしたのではなく、ほんと唐突におにぎりです。笑
きょうのおれ自由すぎる。

おにぎりがすきです。
パリっとした海苔をまいて、できたてのものを食べる
さんかくだけど、やわらかいフォルム
おにぎり作るときのわくわく感、たまらない。
なんかすごくテンションが上がってしまう。
塩昆布とごまのおにぎりと、梅のおにぎり。


塩昆布とごまのおにぎりは、おふくろの味
できるだけ、覚えておきたい
いつお別れがきても、すぐに会える瞬間をつくるきっかけになってくれると思うから。
俺のつくる料理のベースは母さんだから、そこまで心配は要らないんだけど。
でも意識しないとなかなか身に付くもんじゃないしね^^
命があるうちなんだ
母さんも、そして俺も。


できたおにぎりに海苔をまいて。
ぱりぱりって海苔がやぶれる音、おにぎりの味
ほんと、しあわせにお昼ご飯をいただいた。

ゆっくり気ままな休日。





それからはすこし、手紙の整理

昔から文通をしていた俺は、きっとほかの人よりも
もっている手紙が多いです。
昔から好きだった、文字をかくということ
そしてそれを、誰かに届けるということ

今でも手紙を書くと返事をくれるひとがいる
そういうアナログなやりとりができるということ
郵便受けに届いてるのをみつける瞬間
昔からたまらなくすき。

見慣れないシールの貼られた手紙がでてきた
俺の誕生日に届くように配達指定のついたもの。
数年前にもらった大切な手紙だった。
ここで記事にしたこともある手紙。
もう一度読んでみた。


大きな封筒に手紙が4つ。
つまり4人からだった。
差出人は、絶対こんなことしない奴だったから、それが嬉しくて。
他の3人にも「手紙送ろう」って言ってくれたんだなって。
こんなことをしたのは今までで初めてだってこと、そしてそれは「タツルだからだよ」って書いてあった
そういう気持ちが嬉しいって感じたのがあの頃の俺。


今日はちがった。
もっと嬉しいことが書いてあった。

「俺は、たっちゃんとは一生付き合いが続くんだって思ってる」

数年前に俺に届いた言葉なのに。
まるで、今言葉をもらったように改めて届いた。
あの頃は、きっと俺も同じように思ってたし、そういう意味ですっと読んで通り過ぎてた。

この手紙をもらった日から今日まで、
お互い住む場所は違うし、してる仕事も違う、休みも合わない。
それでも何度も電話かけてきてくれて、今日までずっと
俺とお前を友達でい続けさせてくれてる。

俺も同じ気持ちだよ。
お前とはずっと。このままじいちゃんになっても。
何があっても。
こういう関係が、これからもずっとあるんだ。
しあわせで仕方ない。

大切にしていけば、守っていられる
離れてても大丈夫なんだ。

そう思わせてくれた言葉。
あの時は、ここまで強く思わなかったかもしれない。
でも、今ようやく気持ちが分かった気がするよ。

大切にその手紙をしまった。


歩く速さも
生活のテンポも
過ごした過去も
生きてるいまも
周りにいるひとも
全然違う、きっと同じように重なることはない。

だから、同じような気持ちになれることは本当に難しいと思う。
俺はその人になれない。
ちゃんとわかってあげられないことが本当に多いと思う。
全部わかる必要もないけど、
いっしょに分け合えるものは。
追いかけて、その気持ちのそばに俺もいられたらいいな。